前回のおさらい
前回は、Power Automate Desktop(PAD)でExcelの請求データを読み込み、
1行ずつ表示するところまでを行いました。
今回のテーマは、そのデータを使って請求書テンプレートに自動で値を差し込むこと!
今回のゴール
できるようになること:
- Excelの請求書テンプレートを読み込む
- 顧客名・請求番号・金額などをテンプレートに差し込む
- 差し込んだ請求書を新しいファイルとして保存する
準備するファイル
請求書テンプレート.xlsx(Excel形式)
以下のように差し込み位置を「タグ(置換文字列)」として用意しておきます。

※ このように「<< >>」で囲った文字列を、あとでPADから置き換えます。
PADのフローを作成しよう
① データ取得(前回と同じ)
前回作成した以下の処理を流用します。(フロー名は、「02_請求書作成」とします。)
- Excelを起動し、販売管理シート.xlsxを開く
- 範囲(A2:C4など)を読み取り、1行目のデータを取得(
CurrentItem
)
販売管理シート.xlsxのファイルパスや、範囲は適宜変更してください。
前回作成したフローの、「メッセージを表示」していたところを削除して、②以降の処理を設定します。
② Excelテンプレートを読み込む
▶ テンプレートファイルの読み込み
- アクション:
Excelの起動
- パス:請求書テンプレートのパスを指定(例:
C:\作業フォルダ\002_請求書作成
¥請求書テンプレート.xlsx
) - インスタンスを表示する:はい
- 出力変数:
ExcelInstance2
(開いたテンプレートファイルのインスタンス)

▶ Excelワークシートから読み取る
- アクション:Excelワークシートから読み取る
- Excelインスタンス:%
ExcelInstance2
% - 取得:ワークシートに含まれる使用可能なすべての値
- 生成された変数:
ExcelData2(Excelのデータを変数として取得)
③ テキストの置換
▶ Excelワークシート内のセルを検索して置換する。
以下の3つの置換を順に設定します:
<<顧客名>>
→%CurrentItem[0]%
<<請求番号>>
→%CurrentItem[1]%
<<金額>>
→%CurrentItem[2]%
以下のアクションを上記パターン分設定する。
- アクション:
Excelワークシート内のセルを検索して置換する
- Excelインスタンス:%
ExcelInstance2
% - 検索モード:
検索して置換
- 検索するテキスト:
<<顧客名>>
- 置換するテキスト:
%CurrentItem[0]%
④ 差し込んだファイルを保存
▶ Excelを閉じる
- アクション:
Excelを閉じる
- Excelを閉じる前:名前を付けてドキュメントを保存
- ドキュメント形式:既定
- ドキュメントパス:例)
C:\作業フォルダ\002_請求書作成
¥%CurrentItem[1]%_%CurrentItem[0]%_請求書.xlsx
全体フローはこちら

▶ 実行してみよう
フローを保存して実行してみましょう。
指定フォルダに、請求番号+顧客名で請求書ファイルが生成されれば成功です!
まとめ
今回のポイント:
- Excelテンプレートはプレーンテキストとして読み込み&置換が可能
<<タグ>>
を使って柔軟に差し込みができる- ファイル名も動的に組み立てて保存できる
次回予告
第3回:請求書をPDFに変換して保存しよう!
次回は、作成した請求書をPDFとして出力し、自動保存するところまで進めます!
お楽しみに!