初心者でもできる自動化の第一歩
はじめに
業務の効率化を目指してRPAツールの導入が進む中、Microsoftが提供する Power Automate Desktop(PAD) は、無料で使える強力なRPAツールとして注目を集めています。
本記事では、PADの基本的な使い方をわかりやすく解説します。これからPADを使ってみたい方、自動化に興味がある方は、まずこの記事を読んで第一歩を踏み出してみてください。
1. Power Automate Desktopとは?
Power Automate Desktopは、業務の繰り返し作業を自動化するツールです。マウス操作やキーボード入力、ファイルの操作、Webサイトとのやり取りなどを自動で実行する「フロー」を作成できます。
主な特徴:
- ノーコード/ローコードで操作可能
- Windows 10/11ユーザーなら無料で利用可能
- Excel、Web、ファイル操作、メールなど幅広いアクションが用意されている
2. インストールと初期設定(簡略ガイド)
Power Automate DesktopはMicrosoft公式から無料でダウンロードできます。詳しいインストール手順は以下を参照ください:
👉 Power Automate Desktopのインストール手順(Microsoft公式)
インストール時のポイント:
- Microsoftアカウントが必要(個人・法人どちらでも可)
- 「オンプレミスデータゲートウェイ」も併せてインストールすると業務連携の幅が広がる
- インストール後は「Power Automate Desktop」アプリを起動し、サインインしてフロー作成を開始
3. 基本画面の構成
PADの操作画面は以下のような4つの領域で構成されています:

項目 | 説明 |
---|---|
アクションパネル | 使用可能なアクション(操作命令)がカテゴリごとに表示され、ドラッグ&ドロップで追加可能 |
フローデザイナー | 自動化の流れを組み立てる中央エリア。各処理は上から順に実行される |
変数パネル | フロー内で使うデータ(変数)の確認と管理が可能 |
ツールバー(上部) | 実行・保存・デバッグなどを操作できるボタンが並ぶ |
👉 Power Automate フローデザイナーとは(Microsoft Learn)
4. フロー作成の基本ステップ
4-1. フローの新規作成
- Power Automate Desktopを起動
- 「新しいフロー」をクリック → 名前を入力 → 「作成」を選択
4-2. アクションを追加する
たとえば「メモ帳を起動して、文字を入力する」フローを作るには:
- アクションから「アプリケーションの起動」を選び、
notepad.exe
を指定 - 次に「テキストの入力」アクションを追加し、「おはようございます」と入力
- 「待機(数秒)」などを挟むと安定します
4-3. フローの保存と実行
- 保存:画面上部の保存ボタン or
Ctrl+S
- 実行:▶ボタンをクリックするとフローが開始します
5. よく使うアクション例
アクション名 | 用途例 |
---|---|
アプリケーションの起動 | メモ帳やExcelなどを開く |
テキストの入力 | 入力フォームやファイルへ文字入力 |
ウィンドウをクリック | ボタンやメニューをクリック |
Webページを起動 | 指定のURLに自動アクセス |
ファイルのコピー/移動 | フォルダ整理やバックアップ処理に活用 |
6. 次のステップへ
PADの操作に慣れれば、以下のような作業の自動化も可能です:
- 毎朝の売上集計レポート(Excelと組み合わせ)
- 定型メールの自動送信
- 請求書の作成と保存
- Webからの情報スクレイピング
今後の記事では、「ExcelとPADを組み合わせた業務自動化」を詳しく紹介する予定です。お楽しみに!
まとめ
Power Automate Desktopは、ノーコードで業務効率化を始められる優れたRPAツールです。初めての方はまず1つ、自分の業務の中から「繰り返し行っている作業」を選んで、自動化の一歩を踏み出してみてください。